5.古都京都の文化財
1.龍安寺(りょうあんじ)
龍安寺へは烏丸御池から市バスで30分ほどで着きます。龍安寺は臨済宗妙心寺派の禅寺で、特に白砂に15個の石が配置された「方丈庭園(石庭)」が世界的に有名です。応仁の乱の東軍総大将・細川勝元が開創し、「虎の子渡しの庭」とも呼ばれる石庭は、作者・作庭年代不詳ながら、枯山水庭園の極致として知られ、英国女王エリザベス2世が公式訪問されたことで世界的に知名度を上げ世界遺産にも登録されています。方丈庭園を筆頭に鏡容池を中心とした池泉回遊式庭園や、徳川光圀寄進の「蹲踞(つくばい)」などがあります。写真で見るより小さいですが禅寺ならではの侘び寂びの精神に基づいて作られた石庭をゆっくり眺めて自分を見つめ直すのも良いですね。



2.仁和寺(にんなじ)
龍安寺から15分ほど歩けば仁和寺に着きます。仁和寺は仁和4年(888)に創建された寺院であり、現在は真言宗御室派の総本山だそうです。境内には五重塔や二王門など江戸時代に建立された素晴らしい建造物が並んでおりとても見応えある所で世界遺産に登録されています。「徒然草」に登場する「仁和寺にある法師」でも有名ですね。仁和寺は度々竜王戦の舞台にもなっており藤井聡太棋士のポスターや将棋盤などが展示されていました。仁和寺は宿泊もできるそうなのでいつか泊まってみたいと思います。




3.栂尾高山寺(とがのおこうざんじ)
高山寺の創建は奈良時代に遡るともいわれ、その後、神護寺の別院であったのが、建永元年(1206)明恵上人が後鳥羽上皇よりその寺域を賜り、名を高山寺として再興されました。紙本墨画4巻、紙本著色明恵上人像などの国宝や乾漆薬師如来坐像、木造明恵上人坐像などの重要文化財があり、日本ではじめて茶が作られた場所だそうです。これらの歴史的背景が人類共通の文化遺産として評価され世界遺産に登録されました。
栂ノ尾バス停から裏参道を通り苔むした石垣を見ながら石段を登っていきます。山寺の静かで趣のある風情が何ともたまらないですね。拝観料を払って石水院に入ると鳥獣人物戯画を始めとした国宝が展示されています。座って眺められる庭もあります。冬で観光客がほとんどいなかったのでひっそりとして侘び寂びを感じます。紅葉の時期だと綺麗でしょうね。外から茶園も眺められます。山々の自然に溶け込んでひっそりとした山寺の感じがとても良い雰囲気でした。



