25.北海道・北東北の縄文遺跡群
6月中旬に青森県にある三内丸山遺跡に行きました。「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、豊かな自然の恵みを受けながら1 万年以上にわたり採集・漁労・狩猟により定住した縄文時代の人々の生活と精神文化を今に伝える貴重な文化遺産として令和3年(2021年)7月に世界文化遺産に登録されました。北海道・青森県・秋田県・岩手県の4道県にまたがる17の縄文遺跡で構成されており、三内丸山遺跡はその中の一つです。
三内丸山遺跡では、平成4年(1992年)から始まった発掘調査で、縄文時代前期~中期(紀元前約3,900~2,200年 現在から約5,900~4,200年前)の大規模な集落跡が見つかりました。たくさんの竪穴建物跡や掘立柱建物跡、盛土、大人や子供の墓などのほか、多量の土器や石器、貴重な木製品、骨角製品などが出土しています。

最初に遺跡を紹介する短い映画を見た後に遺跡の説明をしてくれるボランティアのガイドさんについて遺跡見学をしました。遺跡内は結構広くて説明を聞きながら一周するのに1時間ほどかかりました。三内丸山遺跡は巨大な集落であり、高度な建築技術を示す遺跡がたくさん見つかっています。東京ドーム約9個分(約42ヘクタール)という広大な敷地に、最大500人もの人々が約1700年間にわたって定住していたそうです。縄文時代の住居は地面を掘り込んで床を造りました。竪穴式住居がいくつも復元されています。縄文時代に穀物を保存したと考えられる倉庫もあります。


建物跡には巨大な木柱を立てていた直径約2メートル、深さ2メートルの大きな穴が規則的に残っています。中には使われていた木柱の一部が見つかっています。これを調べることでどれくらいの高さの木を立てていたかがわかるそうです。

巨大な木造の建物が穴から推定して復元されています。直径約1メートル、高さ14.7メートルの栗の木を使用して復元されているそうです。どのような目的の建物なのかは不明ですが縄文時代に思いをはせて創造してみるのも楽しいですね。私は見張り台ではないかと思います。

遺跡以外にも土偶や土器や石器も多数展示されています。
当時の生活を想像しながら遺跡を見学していくと縄文時代にタイムスリップしたような気になります。それにしても1万年以上もこのような生活が続いていたというのはすごいことですね。今では考えられないくらいゆっくり時間が過ぎて行っていたのだと思います~平和に暮らしていたのでしょうね。